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伏見陽児,立木徹,市川洋子,岩崎哲郎
本研究の目的は、小学生向けの製作活動を小学校教師自らに体験させることにより、「小学校における製作活動」に対する彼らの捉え方をより良い方向に変容させ得ることを検証することにあった。この目的のため全7回(各回おおよそ90分間)よりなる講座「小学校における製作活動を考える」を開設し、各回とも製作活動を体験させた。主な結果は以下の通りであった。(1)小学生を念頭においた製作物であっても教師は十分に楽しんでその製作に取り組んだ。(2)研修で取り上げた製作活動について、当該活動が小学生に及ぼす教育効果をより高く評価するようになった。(3)小学校における子どもの製作活動全般に対する教師の情緒的イメージが、より肯定的な方向に変化した。(4)「小学校における子どもの製作活動」全般が持つ教育効果について、より高く評定するようになった。(5)普段の生活の中でものを手作りすることについて、肯定的側面を高く、否定的側面を低くとらえるようになった。