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林原慎
〔キーワード〕国際理解,参加型学習,ビッグ・ファイブ,認知的熟慮性-衝動性,小学生
本研究の目的は,近年,多く実施されるようになった参加型学習を取り入れた国際理解教育において,児童の性別,経験,背景,主要5因子説(ビッグ・ファイブ)の性格,認知的熟慮性-衝動性がどのように影響するのかを実証的に明らかにすることであった。研究の結果,小学校5年生(70名)では,性別,経験(海外旅行経験,英会話教室への参加経験),背景(友人,親戚,教貝の数)は,授業理解度と国際理解の意識に影響を与えないことが分かった。一方,協調性および熟慮性は国際理解の意識に影響していた。協調性,統制性および熟慮性は授業理解度に影響していた。また,参加型学習の活動のみに満足した児童は,参加型学習の内容に満足した児童よりも効果が低いことが分かった。活動のみに満足した児童は,他の児童に比べ,統制性と熟慮性が有意に低かった。内容に着目できている児童は授業理解度において得点が高かった。結果として,授業の効果は児童によって差があることが分かった。