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小学生の植物単元学習における単元間の「縦断的関連づけ」の効果

工藤与志文,宇野忍,白井秀明,荒井龍弥
小学校理科には、タネの発芽、花、光合成を学習内容とする単元がある。本研究では、単元の相互の関連づけを促進する教授プログラムを開発し、授業を行って、その有効性を検討した。すなわち、小学校6年生女子30名を対象に、光合成の授業後に、テキスト「植物の一生」を用いた授業を行った。このテキストは、植物は生き残るためにどのような戦略をとるかという文脈を利用して、学習者が植物のライフサイクルに各単元の学習内容を関連づけ、植物の形態や生態の持つ機能的意味を見いだせるように構成された。タネの発芽、花概念の内包、外延、光合成に関するテストが事前・事後テスト及び2回の遅延テストとして、計6回実施され、以下のような結果が得られた。1)テキストの有効性は4課題のうち2課題で確認された。2)テキストによる授業は、授業後でも目標を達成できなかった学習者層に特に有効であった。これらの結果から、教授プログラムの有効性が示された。